戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第13話(最終話) 「涙を重ねる度、証明される現実は」
戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第12話
戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第12話 「AXZ」
戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第11話
戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第11話 「神威赫奕の極みに達し」
戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第10話
戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第10話 「アン・ティキ・ティラ」
戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第9話
戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第9話 「碧いうさぎ」
戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第8話
戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第8話 「過去と未来の狭間で」
戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第7話
戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第7話 「ARCANA No.00」
戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第6話
戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第6話「決死圏からの浮上」
戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第5話
戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第5話 「虚構戦域に命を賭して」
戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第4話
戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第4話「黄金錬成」
戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第3話
戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第3話「歯車が描くホロスコープ」
戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第2話
戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第2話 「ラストリゾート」
戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第1話
戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第1話「バルベルデ地獄変」
戦姫絶唱シンフォギアAXZ
戦姫絶唱シンフォギアAXZ (第4期)ストーリー
後日、「魔法少女事変」と称される、錬金術師キャロルの世界解剖計画を阻止してから数週間後。立花響は最大最強の敵を相手に格闘し、為すがままに組み伏せられようとしていた。対する脅威――その名は「夏休みの宿題」。学生の本分という、避けられない運命はどうしようもなく過酷であり、抗いようもなく無慈悲である。どうして、こうなったのか?押し潰されそうな心のままに振り返ってみる響。海にも行った。山にも行った。新しくできた友達との約束だからと理由をつけて、あちこちの夏祭りを満喫し、夜はバカみたいに口を開けて花火を見上げた。お盆には学生寮を出て、千葉の実家に戻った。久しぶりの家族水いらず。
「家族が揃ったら、やっぱり鍋だろうッ!」
真夏だというのに、何年かぶりに顔を合わせた父親は、何年か前と変わらず浅薄・短慮を惜しげもなく披露し、そして響もまた、そんな父親のC調に同調して、母親と祖母の眉毛の形を見事なくらい「ハ」の字に変えさせた。
少し前に――
シンフォギアを身に纏わなければならない超常の事件も発生したが、結果、ちょっぴり世界史に詳しくなったような気になる響。担任から、自分の書く字はまるでヒエログラフと言われ続けてきたが、それがどんなものかようやく知り、さすがにそれはないとも理解した。
かつてないほどに満ち足りた日々。
クラスメイトのひとりは、「あんたの日常も、ようやく深夜のアニメみたいになってきたわね」と評してくれた。言ってることはよくわからなかったが、口ぶりからそれが悪い事ではないと伝わって嬉しかった。こんな毎日が、永遠に続けば……と願う響。――そう……あんなにもきらびやかな毎日を続けてしまったがためのツケは、いつか払わなければならない。
夏休み後半、登校日。立花響の新たな戦いの幕は、ここに切って落とされるのであった。
(wikipediaより)